アップデートする仏教/藤田一照 山下良道 著/マインドフルネスの限界を超えると悟りの境地にたどり着く

今回紹介する本は、「アップデートする仏教」。

仏教の視点からの話ですが、マインドフルネスの限界についてびっくりするくらい分かりやすく書いてくれています。

アップデートする仏教 (幻冬舎新書)

藤田 一照,山下 良道 幻冬舎 2013-09-28
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日本も海外も知っているからこその深い話

本は藤田一照さんと山下良道さんの対談をまとめたもの。

ふたりとも曹洞宗の僧侶で、のちにアメリカで布教活動をしています。

山下良道さんはアメリカから日本に帰国後、ミャンマーで仏教を学び、いまは鎌倉で独自の教えを展開しています。

以前このブログで山下さんの本の書評を書きました。

本当の自分とつながる瞑想入門/山下良道 著/本当の自分とは、雲が流れる空だった

日本、アメリカ、ミャンマーでの仏教をすべて知っていて、さらにそれぞれの限界を踏まえての話が本当にすばらしいんです。

マインドフルネスの限界

ここで語られるのがマインドフルネスの限界。

マインドフルネスは最近アメリカから日本に入ってきてブームになりつつありますが、そこにはひとつ問題が。

それは自我がなかなか消せないこと。

山下さんは、本当の自分は青空で、思考や感情はそこに浮かぶ雲という言い方をします。

自我は雲。マインドフルネスは雲の視点になってしまうので、青空があることに気づきにくいのです。

この本には、山下さんがマインドフルネスの限界に気づいて、それを克服するために作った「青空の瞑想」が紹介されています。

そのうちのひとつが体の微細な感覚を見ること。

手のひらに意識を向けていると感じるピリピリする感覚は、自我がある(雲)の状態では絶対に感じることができないので、本当の自分(青空)に気づくきっかけになりやすいんです。

これは、マインドフルネスで呼吸に集中することよりも簡単に試せそうです。

まとめ

この本に書かれていることは、スピ系で言われる非二元(ノンデュアリティ)そのもの。

「わたし(自我)がない」ということをこんなに分かりやすく説明している本は読んだことがありません。

ぜひ読んでみてください。本当におすすめです。

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現代ビジネスに掲載された、山下良道さんと佐々木俊尚さんの対談記事もとても参考になります。

グローバル企業が注目する「マインドフルネス」~その本当の起源はアジアの仏教だった 佐々木俊尚×山下良道 | 佐々木俊尚「ブレイクスルーな人たち」 | 現代ビジネス [講談社]

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